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行政の先進事例に学ぶ!山形県南陽市が公開した748例の生成AIプロンプト集!

2026.02.24

行政の先進事例に学ぶ!山形県南陽市が公開した748例の生成AIプロンプト集!

Technicalnote 技術情報

こんにちは。
経営管理本部のTです。

生成AIの活用方法に悩んでいる皆さんに、ご紹介したい事例があります。山形県南陽市が公開している「一発OK!! 市民も使える!生成AI活用実例集(プロンプト集)748例」です。

今回は、この南陽市のプロンプト集について詳しくご紹介します。

南陽市の取り組みとは

引用元:南陽市公式ページ

山形県南陽市は、行政のデジタル化(DX)において非常に先進的な取り組みを行っている自治体の一つです。2023年4月から生成AIの活用実証実験を開始し、2024年4月からは本格運用に移行しています。

その過程で培ったノウハウを惜しみなく公開しているのが、この748例におよぶプロンプト集です。

特筆すべきは、単なるプロンプトの羅列ではなく、「Webフォームに必要な情報を入力するだけで、簡単に生成AIのプロンプトが作れる」という実用的な仕組みを提供している点です。プロンプトエンジニアリングの専門知識がなくても、現場の職員や市民が実際に使える形式になっているのです。

AIを「使う」から「戦略的に使う」へ

南陽市が掲げるコンセプトで興味深いのは、「単にAIを使うだけに留まらず、AIを戦略的に使うことを目指している」という点です。これは多くの企業が直面している課題でもあります。生成AIツールを導入したものの、効果的な活用方法が分からず、導入効果を実感できていないケースは少なくありません。

南陽市のプロンプト集は、業務プロセスごとに最適化されたプロンプトを体系的に整理することで、誰でもAIの力を最大限に引き出せる環境を構築しているのです。

充実した8つのカテゴリ分類

生成AI活用実例集(プロンプト集)748例は以下の8つの主要カテゴリに分類されています。

1. 文章作成・要約
文書作成、会議議事録、ニュース要約、解説文など、日常業務で頻繁に必要となる文章関連業務をカバーしており、ビジネスメールの作成から報告書の執筆まで、幅広く対応しています。

2. 文書校正・編集
文章の校正、改善、分析に関するプロンプトが充実。単なる誤字脱字チェックだけでなく、表現の質を高めるためのブラッシュアップや、読者に響く文章への再構成まで含まれています。

3. アイデア創出・企画
マーケティング戦略の立案、企画書作成、社会課題解決のアプローチなど、創造的な業務を支援します。オズボーンのチェックリストやロジックツリーなど、フレームワークを活用したアイデア創出手法も紹介されています。

4. 業務改善
業務プロセスの最適化、目標設定、KPI設計、チームマネジメントなど、組織運営の効率化に直結するプロンプトを集約。ECRS(イクルス)を活用した業務仕分けなど、実践的な手法が多数含まれています。

5. 情報収集・分析
データ分析、リサーチ、レポート作成、文章分析など、意思決定に必要な情報処理業務を支援します。EBPMのテーマに対する多角的仮説生成など、高度な分析手法も網羅されています。

6. コミュニケーション支援
メール対応、フィードバック、クレーム対応、コーチングなど、対人コミュニケーションの質を向上。特にセミナー運営支援のプロンプトは、企画から集客、当日運営、事後フォローまで体系的に整理されています。

7. プログラミング
コード作成や技術的な課題解決をサポート(詳細は限定的ですが、技術系業務への応用も可能)。

8. 意識改革・スキルアップ
自己省察、メタ認知、論理的推論など、思考の質そのものを高めるプロンプトを提供しています。

このサイトを活用すべき3つの理由

このサイトをおすすめする理由は以下の3点です。

1. 「プロンプトの型」が身につく

AIへの指示は、具体性が重要です。南陽市のツールを使うと、「役割」「背景」「制約条件」「出力形式」といった、精度の高い回答を得るために必要な要素が自然と盛り込まれます。これを使っているうちに、自分自身で質の高いプロンプトを書くスキルが向上します。

2. あらゆる「書く仕事」の時間が半分以下に
ブログ記事の構成、お礼状の作成、複雑なマニュアルの要約など、「書く」作業のドラフトを、プロンプト集を使って一瞬で作成できます。南陽市の事例では、引っ越し手続きの時間が半分になった例もあるなど、実務に裏打ちされた効率化のノウハウが詰まっています。

3. 心理的ハードルが低い
「AIは難しそう」と感じている人でも、このWebフォーム形式なら「アンケートに答える感覚」でAIを活用し始めることができます。AIを使い始めた人の参考資料としても有用です。

まとめ

重要なのは、「AIを使うこと」が目的ではなく、「AIを戦略的に活用して成果を出すこと」です。
これは、これからのビジネスシーンにおいても極めて重要な視点です。AIに仕事を丸投げするのではなく、人間が意図を持ってAIを使用し、付加価値の高い成果物を生み出す。南陽市のプロンプト集は、この本質を押さえた上で、実践的なノウハウを体系化しています。

自治体がここまでオープンに、かつ実用性の高いツールを公開していることに敬意を表しつつ、私たちもこの知恵を借りて、日々の業務改善を推進していきます。

お知らせ

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建築業界での実務経験をお持ちの方や、デジタル技術に関心があり、新しい取り組みに前向きに挑戦したい方を中心に、幅広い人材を募集しています。
当社では、個人の経験やスキルを活かしながら、チームで協力し、知識やノウハウを共有しながら業務を進めることを大切にしています。
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