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Matterportで取得した点群データを編集する方法のご紹介

2024.04.01

Matterportで取得した点群データを編集する方法のご紹介

Technicalnote 技術情報

お世話になっております。キャディアンです。スマートフォンアプリの世界市場規模は2021年に1,849億米ドルと評価されており、2030年までには6,869億米ドルに上昇すると予想されています。皆様も色々なアプリを使用されていると思いますが、新しいアプリを使い始めると「あれ、思っていたのと違う…」というような経験はありませんか?そんなとき、また違うアプリを探してインストールしてイチから入力や操作が必要で非常に手間がかかります。今回はマーターポートのクラウドサービス内では出来ない点群データの編集方法をご紹介します。



マーターポートのクラウド上では点群データの編集ができない

マーターポートのクラウドサービスは、取得したデータをそのままwebにアップすれば、自動処理が行われビジュアル的に整えられた状態になります。タグ付け等の編集はクラウド上で行えるのですが、点群データ自体を編集することがクラウド上では行えません。マーターポートのクラウドサービスについては下記のリンクで詳しくご紹介しています。


点群データの編集を行うためにまずやるべきことは?

マーターポートで取得した点群データはマーターポートから出力することで編集できるようになります。(計測に使用した機種によっては出力できない場合もあります。)出力されるファイル形式は「e57」です。ただし注意しなければならないのが出力には1ファイル当たり約10,000円(為替相場の変動に影響されます。)かかるということです。費用はかかりますが、「e57」は点群を扱えるCADソフトのほとんどにインポートできるファイル形式です。Matterport E57 アドオンは、Cortex AI エンジンを使用して大規模な点群データでもスピーディーな「e57」ファイルの提供を実現しています。


いよいよ点群データを編集します

マーターポートから提供されたe57ファイルですが、点群を扱えるCADソフトのほとんどにインポートできるファイル形式だとお伝えしました。しかし、CADソフトにも色々あり、閲覧は出来ても編集ができないソフトがあったり、編集機能もソフトによって千差万別です。点群データの活用方法に合わせてソフトを選ぶことが大事です。もう一つ重要なのがパソコンのスペックです。点群データのデータサイズは非常に大きく、標準的なパソコンだと動作が重たくなります。また動作が重くなる以外にも本来表示されないといけない点群が処理しきれずに表示されないということも起こりえます。キャディアンでは点群データの編集に耐えうるスペックのパソコンや複数の点群ソフトを保有していますので、ご安心ください。


まとめ

マーターポートはビジュアルのきれいなバーチャル空間を活かしたサービスですが、点群データをe57ファイルとして取得することで建築分野での活用の幅が大きく広がります。点群データの活用を検討されている方や点群データの処理にお悩みの方は、ぜひキャディアンにお問い合わせください。

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