
現在のお仕事内容を教えてください。
私が所属する空間計測グループでは、3Dレーザースキャナーを使用して3次元点群データを取得し、お客様のご要望に応じてさまざまなデータに加工しています。3Dレーザースキャナーはかなり広範囲を計測することができるので、事前に計測範囲・場所、メインターゲット、求められる精度などをヒアリングしておくことが重要です。「周辺の電線も計測して、クレーン車の通行時に干渉しないか確認できるようにしてはどうか」といった提案を行うこともあります。
現在は土木関係の橋脚や橋梁の案件が中心ですが、今後は建設業界に限らずさまざまなニーズに応えていきたいと考えています。
やりがいを感じるのは、どういったときですか?
点群データの活用は歴史が浅いこともあり、ご相談いただくお客様も活用イメージがハッキリ見えていないケースが少なくありません。「用途は何なのか?」「どこをターゲットにすべきなのか?」「どれくらいの範囲を、どれくらいの精度で計測したいのか?」を丁寧にヒアリングし、お客様のイメージを掴んでいくことが重要になってきます。そのうえで現地を計測してデータを形にしてお見せすると、お客様自身も曖昧だったイメージがクリアになって喜んでいただけます。そこがやりがいですね。